マウスあてネタバレ

僕たちの終末
「僕たちの終末」 機本伸司(図書館)を読む。面白い。
宇宙創生、神様読解に続く3作目は宇宙船建造。造って飛ばすまでの話。
この人の風呂敷の広げ方閉じ方には好感持てる。プロジェクトものなんだけど、青臭いSF小説てトコが。
重箱の隅をつついてみるが
まず最初にお金が集まりません、こんなの。そんで最後に 行けたとしてあの人数だと人類は存続できないでしょう。
言ってみただけです。本当の難は前半のエンジン談義が少し退屈でした。
さて、前作と違いプロジェクトを強力に推進させる主人公は出てきません。というか真の主人公はリアクターな気もしてきました。まあ、この主人公の「親と和解しない」姿勢は大好きですが。
女性の名前が女性っぽくないのは理系小説として文体の雰囲気を崩さない為の配慮かな。ウェットになるから。
ところでアメリカが悪役の話って、実際問題映像化は可能なんかな?