天皇ご発言について。

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-041029-0025.html
天皇「国歌斉唱強制は好ましくない」
石原知事「強制ではない」「国が決めたことを行うかどうかの問題」
官房長官「都のやっている事なので国として関与しない」
(発言は各々別個の場所で。また発言は大意。)
原則的な筋論から言えば、天皇の発言は国政に対する干渉で好ましくないことだけど、パラドキシカルな事でアルよ。護憲の為の違憲的発言? 国歌うたわないから処分て戦前の不敬罪のながれだもの。自衛の為に一言いいたいだろう。
「強制ではない」発言はいつも通り石原知事は馬鹿だなあ、という感想しか持たなかった。「国が決めたことを行うかどうかの問題」だけ言えば まだ意味は通じるのに。
馬鹿で終わらすのも馬鹿なので、石原都知事の思考回路をたどる努力をしてみる。彼にとって何が強制で何が強制ではないのか。発言から推理するに「不合理なことを強いる」のだけを彼は強制と考えているのではないか。彼の中では国歌を唄わない者に処罰を与えるのは強制(不合理)ではない、と。…彼についていく都民の理解力には恐怖すら覚える。
さて天皇発言だが、都教育委員会に抜擢された棋士園遊会天皇との対面の際
「(天皇を称えた歌である)国歌を皆が歌うよう頑張っております」(これも大意)
の発言を受けたものだった。天皇陛下棋士の発言を聞いた時、内心
「この佞臣がっ」
と思ったかどうかは知りたいところ。