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「ジョゼと虎と魚たち」(ビデオ)をみる。
キ――――――――――、こういう男がモテるのか！でも面白かった。恋愛モノ。
本作は まず大阪という舞台の支援を受けている。最低もあるぜという底深さ。土着性がない恋愛モノは見るに耐えない。妄想が宙に浮く。
池脇千鶴は いつもと演技を変えている。（おばあちゃん設定）。
妻夫木聡だけ標準語。ストレンジャーキング（異邦者は主役になる）なかんじだ。
上野樹里が出番の少ない準主役で「寸止め」で「偽悪的」な女の子を好演。
手と手のシーンがエロい。最高。
泣けるシーンは多々あるが、スケボーのシーンでまず泣く。多分あのゴロゴロいう音がいけない。
話のパターンは悪名高き　もりおうがい の「まいひめ」。授業で読まされて壁に教科書を叩きつけたが「ジョゼ虎さかな」は同じ話なのに切なさが先に立つ。いろいろ理由があると思うけど最後のシーンを池脇千鶴でしめたのも一因。←マウス当てるとネタバレ
俺がみた映画の中で一番せつなかった。
ほか板尾創路、荒川良々、D[di:](イラスト）など。犬童一心監督。
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