再プレイ感想08/8/20

王とはつまり、みんなを守るために、一番多くみんなを殺す存在なのだ。
幼い彼女は毎夜それを思い、朝になるまで震え続けてた。
一日たりとも恐れなかった日はない。

羊たちの沈黙」連想。
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わたしは楽しいよ。外は雨で、ここはこんな殺風景な場所で、欲しかった物は何もない。
けど、こうしていると嬉しいの。

借り物の理想。
巡る金貨のような救い。
報われる事などないという、その末路。

体が溶ける。
心が融ける
魂が解けていく。

という訳で
Fate/stay night」(PCゲーム18禁)を再ゲームした。
外伝の「Fate/Zero」(小説)を読んだのが原因。
以下リプレイ感想。
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初プレイ時
セイバールート > 桜ルート > 凛ルート
だったのだが、再プレイで変わった。
桜ルート > セイバールート > 凛ルート
で間違いなし。
まずセイバールートは2度目でも楽しめる。展開が無茶苦茶速い。息継ぎなしで泳ぎ切るイメージ。
凛ルートは大体の展開知ってると退屈。「ああ、こうだったのか」的仕掛けに一番頼ってるのかも。
桜ルートはホラーとして、じっくり楽しめる。一貫してホラー。特にノーマルエンドこそ「Fate/stay night」のトゥルーエンドかと。ノーマルエンド怖い。
"自己の喪失"をテーマにPCゲームという媒体でホラーものとして描ききった。ゾクゾクする。初プレイ時長いと思ったが再プレイ時の方が冗長感を感じず。
ところで、ノーマルエンドてライダーいるの?
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