「輪廻のラグランジェ」5話6話

戦争は戦争ではないかもしれない。
5話のムギナミにとって、戦争はゲームじみた割り切りのできる競技なのかもしれない。殺しあうが感情は伴わない。スポーツマンシップ溢れる戦争。
6話で女子力が高まった結果、月光蝶を発動したらしい主人公メカ。ヒゲ(ジョビジョバ)の狙いは察するに、この発動だったらしい。彼にとっての戦争は、兵器の能力の開発。
1話から主人公にとっての戦争はジャージ部の活動だった訳で、この齟齬の混線、戦争を巡るこんにゃく問答がテーマなのかな、と。まあ、今の日本人の共有している"オリジナルの戦争観"も、生まれた時から戦時で息するように戦争してきた国の人と同じなのか怪しいが…。戦争は戦争ではないかもしれない。
このアニメでの戦争の俺のイメージは、ペリーの砲艦外交(武力をちらつかせた外交)とか薩英戦争とか。…総力戦とか侵略とかは遠いな。
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このアニメ所々にギャグをかませてくるけど、火浦功の小説を思い出させて懐い。