「輪廻のラグランジェ」2話

2年目のジンクス、というか2話目のジンクスでスランプに陥る主人公。ジャージ部として戦っていたのが、何やら難しい抽象的な事を言われ、混乱する。"東京"ですら主人公にとっては具象ではなく、抽象なのだ。姉(従姉)に「それでもジャージ部か(大意)」と渇を入れられ、戦いを規定し直し、再起する。
湾岸戦争で将校は若い兵士たちにこう話したそうだ。「実戦になってとことん最後の土壇場に身を置いたら、敵と戦うのは愛国心の為じゃないんだよ。お母さんの為でもアップルパイの為でもないんだ。サラリーなんてどうでもいい。すぐ傍らにいる戦友たちの為に誰もが戦うんだ」(今読んでる「日本語の外へ」より。)
身近なものに還元しなければ皆戦えない。