「ゆるゆり」11話


最終回っぽい回。フライング最終回。
少女漫画的な良くできた話だと思う。練られた話。少女漫画は"喪失の悲しみ"をテーマにした優れた作品が多いと聞く(出典:山本直樹「まかせなさい!」解説より)
京子の性格が幼少時の昔と中学の今では全然違うという事が、京子が頭を打って性格の変わる伏線だった。つまり、性格というのは変わるのだ。これは将来の京子の性格が変わる可能性も示唆している。例えば異性の恋人ができてのち以前とは違ってしまうというのは、よくある話。
ゆるゆり」ワールドは中学の一時期をサザエさん時空で永遠に固定しているフィクショナルな空間だ。「このアニメのキャラ達は何で高校生じゃなくて中学生なの?」と思う作品は結構あるが、「ゆるゆり」は中学生で納得できる*1。高校生になると百合度が上がってしまうから。 男女交際度の上がる高校で百合なのは「選択して覚悟を決めた百合なのだな」と思うが、男女交際を知らず同性同士が仲良くなるのは正に「ゆるゆり」で合致してる。

しかし、手の痛そうな描写好きだな。双子に握りつぶされた手とか。
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*1:まあ、中学生にしては遊びの自由度が高く、自主性が確立されてるけど。