被災なう

「JR動かなくてXXの高校で夜をあかしそうだ。女子高生と雑魚寝。」
というメールを知人に送ろうとしたら、通信が切断されて送れなかった。地震の日。
土地勘のない遠方で労働して、帰ろうと思っても某鉄道終日動かず。バスの振替券を鉄道会社から貰い、JRのある駅までバスで移動。通常45分のところが3時間かかった。着いた所でJRも終日運転休止。既に21時半。
駅のシャッターに避難所までの地図があり、そこに厄介になる事を決定。駅そばの高校*1
体育館が避難会場。体育館内は そこそこ明るかったけど中に入るまでは停電で真っ暗。キーホルダーに付けてたLEDライト*2が役に立つ。その夜、体育館外の階段を踏み外し、救急車で運ばれた老人もいたので灯り重要。
土足で上がり、何基も置かれているストーブの側を確保。パイプ椅子と毛布1枚も借りる。中は おっさんが多かった。高校生も多数。ストーブから少し離れた場所に男子高校生数人のグループと女子高校生数人のグループがいて、基本的に彼らは男同士・女同士で喋っているのだが、たまに交流しあってる。
「その距離感か」
と、彼らグループの間の距離に感心した。雑魚寝距離。
炊き出しは炊き込みご飯が出たので有難く貰う。夜店のヤキソバで使うようなプラスチック容器。あと、おにぎりも出たようだけど貰わず。
今回の震災で一番の痛恨事は携帯電話のバッテリーが切れた事。実家にリダイアルしてるうちに繋がらず、切れた。結局、高校の固定電話を何度かお借りした。周囲を見渡すと、充電器持参の人多し。備えてるなー。ノートPC使用の人も何人か見かけた。
椅子で寝るの半分、毛布にくるまって横たわって寝るの半分くらいの睡眠。広い体育館全部を暖めるのは難しく、足先か耳のどちらかが必ず冷たかった。勿論ストーブに近い部位は熱いのだが。
朝、起床して駅そばのコンビニへ。カップメンを昼飯用に、コロッケと鳥の唐揚げ串を朝食に買う。あとペットボトル。
また昨日と同じ仕事先に向かう。高校の電話を借りて、本日仕事がある事、またバスの運行時間を確認済み。今現在は『家には帰れないが、仕事先には行く事ができる』という昨日と同じ状況。
朝は炊き込みご飯とパンを配布していた。パンは2個まで。パン1個貰ってバス亭まで歩く。
地震リンク G.A.W.さん 中国嫁日記さん
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*1:まあ、バスに乗っている時に「JR動かん」とは他の客の話を横聞きしてて知り得てた。漫画喫茶に泊まる事になるかとバスの自分は予想。

*2:ローソン100にて購入。