「それでも町は廻っている」1話


原作既読。シャフトのアニメ。
メガネ役の声優、悠木碧は確かに巧い。芸達者だ。主役の小見川千明が悠木の引き立て役かのように聞こえる。いや、でも小見川も頑張ってるよ。
本作、小見川第一声の最初の印象は「ラジオドラマみたいだな」と。 アニメだと しばらく違和感感じる。もし、これがラジオドラマなり ドラマCDだったら、小見川の声は強烈な主役感で辺りを圧倒し、逆に悠木は芸達者さで声が多少変わるから ちょっと聴き手はわかりづらくなっていたかも。埋没してしまう、というか。
まあ、実際はアニメなのだから""小見川は悠木の引き立て役"というのも間違ってないのだが。でも視力関連の
「きっぱり断言されたっ」
の言い回しは なかなか。 多分このアニメが今期『一番声優の演技に関して聴き応えがある』と予想*1
だが、メイド長 あんたはダメだ。そんなババアがいるか。
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やりとりで笑ったのが、視力→紅茶の辺り。ベタだけど、テンポ良かった。「化物語」撫子がアララギ宅にお邪魔した時のアララギ駿河のやりとりは テンポが遅すぎて「シャフトって笑いのテンポが理解できないのか?」と不安になったのだが、杞憂のようだ。
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シャフト演出と ちまたで騒がれてるが、今回は控えめのようだ…多分。
ひょっとしてコレがシャフト演出ではないか、と今回気付いたのが、見得。歌舞伎の見得のようなハッタリをシャフトは好んでいる気がする。拍子木をカーンカーンカーンと打って、顔のアップを写すような演出なのだが、つまり「絶望先生」の絶望するシーンが代表的か。
今回も拍子木を3回連続で打っているのだが、そのとき写るのは"無人の風景"だったりしてる。今まで人物ばっかり映していたのだから、無人の風景でも転調になるのか。
OP

最初、「悪い意味で動き過ぎ、目が疲れる」と思ったが、テレビで観たら そうでもなかった。画面の大きさの問題か。
映像は梅津泰臣。「女子高生GIRL'S-HIGH」EDの人。
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おまけキャプチャ絵

↑"男を惑わすメイド術"のあたり。ほんのちょっとだけ おしりが動く。

コーヒーの吹き飛ぶ模様に吹いた。
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感想リンク 妄想詩人の手記さん 誤訳御免!!さん

*1:前期は「生徒会役員共」。