「ダ・ヴィンチ」6月号

ダ・ヴィンチ 2010年 06月号 [雑誌]
冲方丁8頁特集
冲(うぶ)の字は「氷が砕ける音を擬した漢字で春の兆しを意味する」との事。
海外転々後、埼玉の川越高校に進学。自由な校風との事。「ウォーターボーイズ」で有名な男子校だ。*1
デビュー作、「黒い季節」は高校在学中、受験勉強しながら書いたとの事。高校生の小説だったのか。凄い才能。
スニーカー大賞に応募したのは新しいものに自分が参加したかったんでしょう。ライトノベルって小説業界の中で最もミックスメディアという方法論に意識的だったんですよ」
その年、1996年というとハルヒ成功以前どころかブギポの失敗*2以前だな。あ、でも漫画雑誌「少年エース」の創刊が1994年で、エヴァ放映前から漫画連載始めてたのか。ラノベ→漫画化→アニメ化の角川必勝パターンの覚醒は未だで、ラノベ自体はキマイラが続刊しなくなり、ブギポが登場する以前の暗黒期にも思える。応募するなら日本ファンタジーノベル大賞という手もあったのかな。
大学在学中20才の時、ゲーム会社の契約社員としてセガに出向して120億円大作RPG*3シナリオライターとして参加。「終わりのない地獄のような日々」の中、小説2作目「ばいばい、アース」を執筆。1作目も2作目も執筆状況ひどいな。
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羽海野チカvs森見登美彦4頁対談
羽海野チカ森見登美彦の小説を読む前にブログ()で文章を知り、興味を抱いたとのこと。

3月のライオン」は「自分がこれでいいのかな」とぐるぐる自問自答を繰り返す男の子を描こうと。
ハチクロが「社会に出るまで」のぐるぐるなら、「社会に出てしまったあと」のぐるぐるを(「3月のライオン」で)描きたかった。

*1:wikiで読んだのだけど、奥泉光矢野龍王川越高校なのか。

*2:アニメ化/映画化は成功したとはいえまい。小説も1998年からなのか。

*3:シェンムー」の事かな。予算は まだ発売されないぶんも含めた全シリーズの総計分だろうか?