惑星のさみだれ 3 (ヤングキングコミックス) 惑星のさみだれ 4 (ヤングキングコミックス) 惑星のさみだれ 5 (ヤングキングコミックス)
惑星のさみだれ」3巻(新刊)4巻(古本)5巻(新刊)*1 水上悟志を読む。面白かった。
ブコメSF。姫と騎士と魔法使いの物語。舞台は現代。
面白いのに「マップス」(長谷川裕一)や「いばらの王」(岩原裕二)のように不遇のまま埋もれてしまうのでは、と勝手に心配中。
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3巻
八犬伝に比すべき物語なのかも。
魔法使い登場の2頁は特筆すべき見せ方。こういうの画力というのじゃないのか。
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4巻
白道(騎士・蛇)表紙は意外。
この漫画のキャラは大人と子供に二分される。38-39頁で白道は大人、神余(キャラ)は子供という事か。
一番の子供は姫で、子供の頃に誰もが思うエゴを具現化。
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風巻(騎士・猫)は夢を覚えている。招待する人の違いか。
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稲近(騎士・メカジ)が全知(アカシックレコードのアクセス者)という行き違いはスリリング。魔法使いを超えているのか。
私達は人間だ」の27話-29話の流れは素晴らしい。この漫画は「ココで話が終わる」という収束を高頻度で繰り返している。ダラダラ連載続けてる物語とは違うわ。
感想リンク さて次の企画はさん
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5巻
どんどんお得になっている気がする。厚い。カラーも4巻と同じく8頁あり。
30話50頁もあるぞ。これ一気に掲載したのか。
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モンタークはドイツ語。ヘカトンバイオンはギリシア語。方天戟
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の家族話あり。これで話終わるというか、まだ姫は子供のままなのだろうか。まあ姫は元々世界を愛していたのだから矛盾が無いといえば無いけど。
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幻獣は無かった事にすると思ってました。舐めてた。
210頁。「この力なら、あの2人を止められるかもしれない」。白道は物語の構造を見渡せる位置にある。秘密を抱えた騎士の1人。秘密を抱えた騎士は他に風巻など。4巻での南雲(騎士・馬)と神余の会話は明かされる伏線なのだろうか(舐めてる)。
感想リンク 美しい暦BLOGさん 成馬01 イキヅライヤさん それはロックじゃないさん 
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担当編集は安達亜未との事。巻末クレジットは業界全体に広めるべき。

*1:古本はブックマーケットで、新刊はメロンブックスで買い。