「数字は嘘をつかない!」

http://www.tv-tokyo.co.jp/suji/
テレ東の2時間特別番組。世界を数字で切り取る。
・ロンドンの住人は平均、1日に300回監視カメラで撮影されている
見事に「1984年」(小説)だ。イギリスの別の都市では「トーキングカメラ」というスピーカー付きの監視カメラがあり、犯罪(車ドロとか)を見つけたら、犯行前に呼びかけて追っ払ってた。*1 自動ではなく人力。
また新宿歌舞伎町(東京)に多数ある監視カメラについて、えなりかずきがコメント。
監視カメラ自リンク
アメリカの高校生の5.4%が銃を所持
この前の大学内銃乱射事件について、「その大学は銃持込禁止だから*2、反撃する事ができず、あれだけ多数の死傷者が出た」という意見がアメリカ国内にはあるとの事。
・世界の5人に1人は1日1ドル以下で生活している
廃品回収などで家計を助けてるブラジル人少女(12才)を密着取材。
見てて、取材対象との距離感について考え込んでしまった。
ブラジル人少女家庭の電気は、電線から勝手に ひいている。コレが日本国内の話なら この箇所は放送しない可能性が高い。*3
炎天下 街頭でコロッケを売るブラジル人少女が見ていられなくなり、「もっと積極的に売らなきゃ」と一緒になってコロッケを売る日本人女性キャスター。(堪能なブラジル語により、いつもより早く売り切った様子)
その直後 炎天下の頑張りが祟り、倒れる少女。病院に行き*4、「栄養が採れていない」「過労」と診断される*5。「ニコニコしていて、倒れるまで少女の体調不良には気付かなかった」と日本人女性キャスターは語る。これは「大人が、子供の危険な行為を看過してしまった」問題なのか、「取材対象に働きかけをしてしまったらドキュメントにならない」問題なのか、俺の中で混乱した。
雨の日は、廃品回収をする事なく学校に行ける少女なのだが傘がなく、強い雨でも濡れっぱなし*6。全くの妄想だが
「ふーん。いつも濡れながら学校に行くんだ。じゃあ、ちょっと撮らせてね。…じゃあ、撮ったから一緒に傘に入ろうか」
みたいなやり取りがあったとして、それはヤラセなんだろうか。
……
日本人女性キャスターの伝授した「上手くコロッケを売る方法」が少女の何かを少しでも豊かにしてくれればと祈る。知識のやりとりは富める者貧しき者関係なく流れる事を信じているし、その流動性こそが世界を変える筈。
女性キャスターリンク 中鉢明子
連想映画 「それでも生きる子供たちへ
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*1:放送を見る限りでは、未然に防ぐ事が目的で逮捕が目的ではない様子

*2:現在でも その大学は銃持込禁止なのかは調べてません。

*3:ちなみに日本の或るホームレス村は発電機が備わっていて、災害に強そうだなと見てて思った→自己リンク

*4:病院へはタクシーを使ったようだが、当然テレビ局持ちだろう。そんなにお金を持っていなかったようだし。

*5:この前、雨に濡れっぱなしだったから風邪なんじゃね?と少し思った

*6:少女が教科書の濡れるのを気にしてて、ブラウン管の向こうにコンビニ袋を与えたくて仕方がなかった。