「サイゾー」2月号 タブー特集

サイゾー 2007年 02月号 [雑誌]
面白かった。このレベルなら毎号買いたいほど。
差別用語(メディア規制) 74-77頁
「子ども」も法務省が率先して使用したので、メディアは「子供」→「子ども」と表記を変えていった。(国連の「子どもの権利条約」で『子どもは独立した権利の主体である』が源)
「カエルの子はカエル」も「家柄」「血筋」関連で差別表現と認定されている。
皆メディア側の自主規制なのだが、サイゾー法務省に尋ねたところ
「表現自由の観点から当局が差別用語を認定することはない。言葉は常に変化するものだし、発信した側がどんな意図で表現したのかが大事」
と模範解答。
岡田斗司夫コラム 90-91頁
何か事件が起きた時、メディアから"ひとこと"を求められるが、メディア自身が気に入る言葉を発言しないと電話を切ってくれないとの事。*1
山本譲司(元民主党議員)インタビュー(というか鼎談)102-106頁
秘書給与流用事件で刑務所に服役した経験から、刑務所が知的障害者の収容機関となっていると批判。再犯を犯させない所内教育は為されず、薬漬けにして意識をもうろうとさせるだけ。
知的障害者の数は日本では全国民の0.36%で世界中の物笑いのタネとなっている。大体2%〜3%はいるはず、と山本。
在日米軍の犯罪者が地位協定で日本に渡されないのは、アメリカ側から見た場合、「取調べに弁護士の立会いが認められてなかったり、公正さを検証するためにビデオを撮ることが認められていない」未開の法制度の日本で裁判なんかできるか、という側面もあると、神保哲生(ビデオジャーナリスト)。
この記事で宮台真司も鼎談に参加しているのだが、「ああ、こんなコト考えているのか」と初めて感心した。
山田玲奈vs久保恵子対談(ミスキャンの闇)
山田はミス慶応の人。久保はミスソフィア(上智大学)の人。
ミスを仕切ってるサークル(広告研究会)が、ミスの勧誘に来たので出たとの事。
山田は「候補に選ばれたけど本選に出場しませんか」と電話がかかってきた。
久保は広告研究会の打診を固辞していたが、熱意と賞品のパソコンに惹かれて出場。当時パソコンは30万円ほど。久保は理系だったので、理系男子の熱狂的な声援を受けたという。
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*1:あとメディアで編集されてしまうとの事。本ブログも当然編集してます。発言者の意図と反する事はないと思ってるけど