LOFT ロフト デラックス版 [DVD]
「LOFT」を観る。テアトル新宿の水曜1000円。面白かった。ミイラ映画というか不条理映画。
監督・脚本:黒沢清 出演:中谷美紀 豊川悦司 西島秀俊 安達祐実
黒沢清作品はけっこう劇場で観てる。前前作「アカルイミライ」(超緊張)、前作「ドッペルゲンガー」(超脱力)ときて、どう変化してるのかと期待して観た。
黒沢清は良い意味でも悪い意味でも自由になっていってる。あまり遠くに行かないでねと祈るばかりだ。
最初から最後まで思ってたのは「絵のような画面」という事。静的という意味もあるけど、「紙芝居」と思わせず、きっちり映画として成立してるのは魔法を見せられたようなカンジ。
その他トリビア
中谷美紀の本気のキスシーンは頬がくぼむ
・「タイトルは適当につけて」は「世界の中心で愛を叫ぶ」(小説)を思い出した。*1
安達祐実「土に埋められるシーンは大変でした。もともと虫が嫌いなのですが、埋まっている間、(体の)周りでウヨウヨ虫が動いているのが分かって…」
・最後、黒沢清監督の哄笑が聞こえた。
感想リンク 鞠小路グリーン劇場さん transfigurationの日記さん

*1:適当タイトル=「世界の中心〜」は編集が勝手につけたタイトル