「電車男」

掲示板の人の秋葉原ジャックの回。
掲示板に書いていた事がバレて伊東美咲が傷つき「もう会わない」と言われる。
で、ふられた電車男掲示板に「ふられますた」とか書くんだ。
男なら「ネタですた」とか書けと思た。
そんで「ふられたんで終了」と報告する電車男に「もういちどがんがれ」と板の流れが決まる。
なんか神に身勝手な要求する信徒というか宗教の発生を見てる気分だった。
まあウチの皇太子の三度の求婚みたいに しつこくする事が結果を出す事例もあるけどさ。
「それは優しさなのか支配欲なのか」という命題を考え込んだ時期があって、「自分が想定する真善美の枠に相手を押し込めようとするのは身勝手なのでは?」という迷いだけど、その時に得た結論は「優しさなのか支配欲なのかという違いは相手をどれだけ理解してるか、しようとしているか」がポイントと自分で決着した。電車男がこうなって欲しいという欲望が優勢で電車男のディティールを理解しようとしている風には見えなかった。
掲示板を見なくなった電車男を「掲示板を見ろ」と秋葉原ジャックをする掲示板の人たちなのだが、展開としては面白かった。(やってる事に賛成できないし、リアルだったら「トゥルーマン・ショー」並みに怖いけど)「スローダンス」で本編と自主映画のリンクは不発だったけど、「電車男」ではドラマとその周辺の二段構造がうまく効いてる。劇中劇構造ってヤツ。痴漢男(2ちゃん発 第2の「電車男」)で痴漢男をリアルに見つけようと2ちゃんの人達が街に飛び出すくだりを思い出した。(彼らはファンネルと呼ばれサイドストーリーを作り出す)
そんなに真面目に観てないけど、最終回は一応観る予定。