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「亀は意外と速く泳ぐ」を観る。テアトル新宿の水曜1000円。面白かった。パンフも貝。
監督・脚本:三木聡 主演:上野樹里 冒頭パラパラ漫画:小田扉
観終わって、観客は皆一様にニヤニヤしてた。コメディ映画。
上野樹里の暗いような明るいようなモノローグがツッコミとなる。ツッコミに必要なのは安定感なのだあと気付く。正しく
蒼井優も目立たぬ共演という彼女のベストプレイスで好演。
林檎のシーンで意味もなく替え玉人形を使うトコやスパイ夫婦の部屋の積んである本がありえないカーブを描いているトコや映画の主色に合わせてラーメンの麺が緑(緑豆入りか)になっているトコとか見所。(でもないか)
あとアコーディオンみたいな音楽は浮遊感がある。ここは確かに「アメリ」との共通点。
ラストも上手い。
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上野樹里に好感を抱かないとつらいのかも、と一瞬想像した。
最後のラーメン屋の場面は少し削った方が良いと思う。「わざわざ、こんな努力してたんだぜ」と製作者が自家中毒気味にのたうち笑っているさまが妄想として見えた。
感想メモリンク そにさん 音甘映画館さん
上野樹里の舞台挨拶リンク 聖ミカエル学園野球部さん
↓公式ブログで監督の言語感覚が明らかにされていて面白い。
http://kamehaya.jugem.jp/?day=20050725