映画

スウィングガールズ」を観てきた。面白かった。
大宣伝してる邦画が面白いなんて史上初じゃないだろうか。(「リング」も「トトロ」までの宮崎映画も大した宣伝してない)
高校生がジャズする話。(ジャズ映画は「会社物語」ぶり。「真夜中まで」はジャズ違うし ※下記参照)
ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督が二匹目の泥鰌をすくうのは是非みたかったし、音響的に劇場で観たいのもあった。
肩の力がこれだけ抜けた映画も珍しい。こういうのこそ映画祭に出品するべきだと思う。各国の映画人は割とド肝を抜かれるのではないか。(力の抜け具合に)
男一人と女の子たくさん、という構図にその秘密があると思う。逆だと「友情・努力・勝利」要素が強くなるし、女の子が恋愛要員化してスウィングしなくなる。
女の子ばかりだと「リーダーとしての私」的な話も出てくるし。
演奏は役者さんを実際に練習させて撮るというハリウッドなら気が狂うような時間の使い方をしている。
実演(ライブ)のシーンもそれほど飽きずに見られたが、もう少しアイデアがあっても良かった。(「ウォーターボーイズ」の時の実演は かなり飽きた)
雪のシーンが素晴らしい。「ウォーターボーイズ」の火事を見に行くシーンの変な童歌とか矢口監督の「奇妙なセンス」が最近の彼の一番の見所だ。(彼の「極端すぎる話の緩急」はもう完成した感があるので、それほど注目してない)河のシーンも良い。
後で気付いたけど電車での復活シーンとかチューニングのシーンとかも良いシーンだ。

ネットの映評を見たが二度観る人など多いかんじ。あともっと努力するシーンが欲しいとかも見かける。暗く重くが日本人の指向か?

感想リンク メモ帳さん

「会社物語」市川準監督
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18037/
「真夜中まで」和田誠監督
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=234503