移動

また少し寝て甲板に出る。旅館に泊まって温泉に何度も行くように甲板に何度も出るというパターンだ。
濃い青の海に航跡はバスクリンを撒いたようなエメラルドグリーン。他の船とすれ違うと他船の航跡はなめくじの這った後みたいだった。(陸地は見えないが船はよく見かける)
甲板の下方、客が入れない所で船員さんがペンキ塗りをしてた。なんとなく頭に「ラピュタは本当にあったんだ」という言葉が浮かんでくる。