終物語 中 (講談社BOX)
終物語」中巻 西尾維新(新刊)を読む。面白かった。中巻は中巻で完結。
化傷偽猫(黒白)傾花囮鬼恋憑暦終の刊行順。『しのぶメイル』
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久しぶりの本筋。「恋物語」の次に出版されればノーストレスだったろう。
恋物語」から「終物語」(中) までは寄り道というかファンディスクみたいだった。
以下ネタばれ。

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結局、臥煙伊豆湖は神原の何を必要としたかというと『主役の力』なんだろうな。アニメでも声の質的に阿良々木暦に次いで主役っぽいと思う。熱血主人公。
神原の『主役の力』は母譲りなのだろう。臥煙遠江のイベントに対処する仕方もこうだったのだろう、と本書を読んで想像。臥煙伊豆湖とは違う対処法。
猫物語」での神原と羽川の会話で やけに羽川を軽く描いて、いっそスケール負けしているように描いているな とは思っていたが、神原のスケールの大きさは読者庶民の想像以上なのだ。(必要で使い勝手の良いのは金槌なのに、アスファルトを叩くマシーンを渡されるようなオーバースペックなスケール感かもだが。
好きなシーンは「神原。頼む」「頼まれた」かな。
この物語の弱い所は"ストーカーにしては分別がある"。
山本周五郎の本は「さぶ」かと。
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