マンガでわかる良い店悪い店の法則 (日経ビジネス人文庫)
「マンガでわかる良い店悪い店の法則」(図書館)を読む。面白い。
ニヒリステックを突き詰めた世界観がわりかしハードボイルド。
客は店員に話しかけられたくないし、店長も店員もサボりたい。馴染みの店員に対しては人付き合い疲れ*1するから、購買は遠くの店へ行く。
客は店員に対して優位に立ちたい理論で、『一般に年配の店員より若い店員の方が好まれる』。『かつて百貨店は大勢の若い男女の店員がいる事が魅力になっていました』『今は若い店員はコンビニやディスカウントストアや各種の大型店で働いています』と、商品知識のあるベテランより未熟な若い店員が好まれると著者は分析。
笑顔を学ぼうとしても、『確かに(講師の)先生の笑顔はさわやかに違いありません。彼女たちは美人でスタイルも良いうえに知らない人たちと話すのが得意な人〜そのような人たちができるからといって、一般の中高年男性が講習を受けたくらいで〜』『〜私たちの行動には簡単に変えられる部分となかなか変えられない部分があり、感じよくふるまうことは、残念ながら変えられない部分に属しています。』とバッサリ。
商店街そのものについても 『商店街とはそもそも客がたくさん通る通路に沿って店を出したことから生まれてきたのですから、人の流れが変わったらそれに合わせて店の場所を変えなければならないのです』
観光地の土産物屋と客が親しげに話せるのは、客の方が2度と会わないからと気楽な気分になれるため。観光地の人が気さくだからではない。
関連リンク matakimika@d.hatenaさん

*1:mixi疲れみたいなものか