ナルキッソス3/全エピソード終了

ナルキッソス 3rd
ナルキッソス3」をソフマップで購入。
あの感動的というか虚無的というか、まあダウンロード無料の凄いゲーム「ナルキッソス」1・2の新作。
今回、1500円で販売。DVD版PCゲーム。
幾つかの点で新機軸。複数ライター制導入とイラストレーターの変更。
結果は失敗だったと思うが、「同じ事をいつまでもやってられない」と試行した事は評価したい。
複数エピソードは「また死ぬ話なのかな」と思うとプレイの手が止まる。食傷する。一つの話の方が良い。
エピソードは並べられた順でプレイしたけど、
『小さなイリス』→『死神の花嫁』→『Ci シーラスの高さへ』 →『メサイア
が正解な気がする。あとムービー部分は入れ所なかったようです。期待してたのに。
値段分の価値はあると思うが、以上の価値はないと結論。
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『死神の花嫁』シナリオ担当:ごぉ
ヒロインの声が甘すぎて死んだ。その声だけ消したかった。
最初の緒方剛志のベランダ絵で"緒方剛志 炎上"の意味を初めて理解。
このテーマだと、どうしても視聴率狙いのドラマみたくなるなぁ。
途中エンドあるので注意。
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『Ci シーラスの高さへ』 シナリオ担当:酸橙ひびき
終わった瞬間どこにドラマがあったのか探してしまった。選択肢あったっけか、と。
冒頭、老人との会話は笑えたけど、主人公2人のgdgd会話は光速で飛ばした。笑える笑えない、というより単純に長い。
"名前を忘れる"というのはシリーズの縛りか。
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メサイア』 シナリオ担当:早狩武志(→リンク)
ナルキ3買って良かった。泣ける。地味に泣けるシーンが多い。
基本に返った感じ。"病院の不自由と道をどこまでも行く自由"の対比か。
バイクに乗ると病気を忘れるというのは実感として理解。瞬時瞬時の判断に脳を使ってないと、直結の死が待ってる。
しかし、緒方剛志のバイク絵はPC前で椅子からずり落ちる。スピード感の無さは異常。あと頭身の大きすぎな絵がキモい。
セツミ登場は、良いカンフル注射。ただナルキ1や2で、あんなに上手いと思った声の演技だけど、今回微妙。無理に若い声出しているかのよう。声のやりとりにも違和感。(オートプレイで会話の間がおかしい、という声優の責でないかもだが)
前回の登場人物が天使のように今回の登場人物の後ろに立つという構造。介入の加減が妙。
余命を少なめに伝える話はありそうな気がした。余命トリック。*1
なお大滝村(埼玉)は現在秩父市と合併して行政区域としては存在しなくなってる。大滝村の呼称は現在でも使用されてる気もするけど。
メモ TZ125 トランポ 加藤大治郎*2 ビッグシングル

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『小さなイリス』シナリオ担当:片岡とも 声:平井理子(→リンク)
これを「ナルキッソス」と言い張るのは強弁。本人シナリオでも厳しい。やり始めてすぐ同作者の別作品「銀色」を連想。*3
話へ引き込む力は強力。一番丁寧に読んだ。声も飛ばさなかった*4。イラストも一番合ってる。
ただ、終わってみると凡庸なストーリー。*5
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おまけで同人版小説の「ナルキッソス サイドストーリー」がPCゲーム化。声なし。一番の出来かも。
音楽おまけでeufoniusナルキッソス」を落とせるかと思ったけどできず。残念。
旧作と共通BGMあり、脊髄反射で泣ける体に。33:33↓

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感想リンク Digital Futureさん
ナルキ1自リンク

*1:余命を"よみょう"と読むのはアリなのか。遺言を"いごん"と読むような違和感。

*2:浦和(埼玉)の人か

*3:エロゲ。「ナルキッソス」をプレイ後に他の片岡とも作品をプレイしたくなり買ったのが「銀色」だった。一言でいうと"ひどい話詰め合わせ"。喫茶店姉妹のエピソードは面白かったけど、他作品を買おうという強い意欲をなくす。あとエロゲだけどエロくもなかった。

*4:綾川りのの声だと思って誤解して聴いてたorz

*5:この辺、終わった直後は「何コレ?」だったけど、暫くすると記憶の中で余分な記憶が落とされ、一瞬だけがハイライトとして残る『Ci シーラスの高さへ』と真逆な感じ。