ミッキーマウスの憂鬱
ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭祐(図書館)を読む。面白い。
ディズニーランド舞台のミニミステリ。
薀蓄の前半部はともかく、後半そこそこ盛り上がる。しかし、本書ほど探偵が活躍しない小説も珍しい(笹塚って人)
これはプロレタリア文学ってヤツなのかな。と考えると正社員(笹塚)が真相を暴き、正社員(調査部)の失策で発見が遅れ、正社員(久川)の助けで事件が解決したのを準社員(主人公)の視点で書かれているのは ある種の叙述トリックなのか。
あとディズニーランドは「行ったけどつまらない」ミッキーマウスは「どこがカワイイかわからない。ネズミだし」という所感なので、潰れて全然OKです。