アジアパー伝 (講談社文庫)
「アジアパー伝」鴨志田穣 西原理恵子(古本)を読む。面白い。
東南アジア駄目滞在記。
舐めてた。「どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行―くりくり編」の鴨志田穣の悪文を見ていたので期待せずに、サイバラの漫画目当てで買ったのだが(買ったといっても百円だけど)面白いし、読ませる。小説のように読める。中島らもとか超えてんじゃないかしら(らも2冊程しか読んでないので断言できないが)
2話目のラストに痺れた。茶番のような現実の中の無頼のプライド。こう、ダメさとプライドの均衡がなんともツボだ。
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イラクで客死したジャーナリスト橋田信介も「ハシダさん」として登場する。この人、結構無茶苦茶で面白い。(サイバラの漫画にも「民青あがりでございます」と登場している)
死なないのは偶々(たまたま)だ。