バラマキ1.8兆円、ドイツでも「消費券」検討 -朝日新聞(リンク切れ)
今の金融恐慌で日本はアリに比すべきだろうか、キリギリスに比すべきだろうか。
サブプライム関連商品に大して手を出してないという意味でアリだったろう。つまり企業は。
しかし、財政赤字のまま・ゼロ金利のままを維持してきた日本政府(日銀)は安楽を貪るキリギリスだったのかもしれない。どんな経済危機にも弱い状態。
諸外国を暴飲暴食をする若者だとすると、日本は健康に気をつかう老人みたいなものか。

大胆と不健全は同義

日銀は死んだのか?―超金融緩和政策の功罪 
「日銀は死んだのか?」加藤出(図書館)を読む。面白い。
経済の解説書。リフレ関連。2001年出版。
当時のゼロ金利量的緩和という金融政策に市場はどう動いたのか、という話。
数字やら日銀の操作が細かく書かれているが、ザックリ結論を言うと
国債買いオペ(量的緩和)は民間金融機関が投資したものを日銀が買い上げるので、それで得た資金は再び安全資金に向かいやすく リスクマネーにならない」(156頁)
と、いうことだろうか。

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日銀券(上) 日銀券(下) 
「日銀券」上下 幸田真音(図書館)を読む。面白い。
経済小説
ゼロ金利下、日銀政策委員会や短資会社を舞台に架空の事件がさまざま起きる。
老人と中年のロマンスは食傷したけど、小説が扱ってる分野は意欲的といって良い。
前に読んだ「日本国債」の時よりは上手くなっている。
感想リンク ぶんろぐさん
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