こんなのが世界を監視してた

http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007052600190(リンク切れ)
中国で「デスノート」(漫画)を悪書として取り締まり
デスノートには神秘主義、死亡、報復などの感情要素が含まれ、子どもの人格形成に重大な影響を与える」とし、書店などに関連出版物やグッズ、DVD*1があれば全て没収されるとの事。
まず、中国の小中学生に大人気らしい。

*1:海賊か

「爆笑問題のニッポンの教養」社会心理学

山岸俊男登場。
社会的ジレンマを「猫に鈴」に例える。総論賛成各論反対。例えば地球温暖化などの環境問題。
ここで面白い実験。「4人それぞれ2000円を配り、その中から投資を募る。4人の総投資額は倍額となるが、その額は4で割ってそれぞれに返還される」実験。(人数・金額は適当)
必ず倍額となるので投資額は多い程良いが、均等で返されるので他の3人より多い最終金額を得ようとすれば投資額は少ない程良い。ちょっとした「囚人のジレンマ」。
上記実験を日本人グループ・アメリカ人グループで比較すると、アメリカの方が投資額が多い、つまり成績が良いとの事。この結果から判断すると、日本が個人的でアメリカが集団的とも考えられる、と山岸教授。
社会心理学は、あまりに精度と信頼が高くなると、プロファイリングみたいに「差別?」と取られるかもと少し思った。微妙な学問*1
番組最後は爆笑問題ふたりの関係性についての話となったりもしたが、それとは別に爆笑太田
「自己犠牲は自己愛が強くないとできない」
発言はちょっと心に残った。

*1:個人的にはプロファイリングも社会心理学も有用と思います

NHK高校世界史「国際商業民族ソグド人」

中国は唐の時代に活躍した民族ソグド人について。
ソグド人儀式「ゆりかご縛り」を紹介。赤ん坊を初めてゆりかごに入れる時、赤子の手に硬貨を握らせ、口にハチミツを含ませる。ハチミツの意味は、巧みに「甘い」事を言う商人になる為だそうだ。中国の文献からの解釈で、本当にそうかと疑ったが学問的検証は経てるのであろう。
ちなみに、台所のハチミツのラベルを読むと「1歳未満の乳幼児には与えないでください」とあるので、当ブログをお読みのソグド人のかたはご注意ください。

「ライアーゲーム」7話

先週感想 →来週感想
「ヒカリ」「ヤミ」のくだりは「マジシャンの選択」と呼ばれるトリック。回答者ではなく、質問者が「回答者の行為」を選択してしまう手法。
今週はてっきり、戸田恵梨香(暗い声)が「誰に投票するか」を売る展開かと思ったら違ってた。こんな平凡な手じゃ、「負け」分が少なくなるくらいか。
まあ、自分の得票分を他に移せるルールと知らなかったし。(負け惜しみ)
番組HPへ行って、ルール再確認。
・最大得票者は1億円を事務局から貰う。
・最小得票者は1億円支払い、その1億円は最小得票者以外に均等に分配。
・最小得票者は3回戦に進めない。最小得票者以外は3回戦に進むが、最大得票者のみ5000万円を事務局を払い、3回戦棄権ができる。

などなど。
しかし、天才詐欺師は戸田恵梨香(暗い声)の私物か。
視聴率リンク
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原作売れ行きリンク 素研管理人の雑録さん
原作漫画の売れ行きがかなり良いとの事。視聴率では「バンビ〜ノ!」が上だが、俳優で負けて筋で勝つとこういう展開になるのかな。
当ブログでは(はてなキーワード的には)「セクシーボイスアンドロボ」での来訪者が圧倒的に多い。これも視聴率では苦戦してるし、はてなダイアリで書いてる人が少ないわけでもないのに*1不思議だ。

*1:つまり(「セクロボ」に興味がある人を分子) / (はてなダイアリに書いてる人を分母)とすると、分母が極端に少ないと当ブログにも予想外に人が来てしまうが、そういう訳ではない

「帰ってきた時効警察」7話

先週感想 →来週感想
おっ、結構凝った事件かと思ったけど、だんだん興味を失っていった。小ネタも量は多いけど……なんか演出脚本にちょっとした狂気というかこだわりがないと、このシリーズは駄目かも。
犯人が指摘されても「犯人ですがなにか」っぽい反応も飽きた。
次週の脚本演出はオダギリジョーらしい。
視聴率リンク

夜になるまえに [DVD]
「夜になるまえに」(DVDレンタル)を観る。つまらなかった。
キューバカストロ政権下で同性愛者として迫害された作家の自伝を映画化。
同性愛者・革命に協力しない者は犯罪者と同等の扱い。規格に合わぬものを公的に排除。(私的に排除してるのが日本?)
細かい展開が唐突というか意味がわからず、不条理映画として観た。ホモの人は必見かと。
ジョニー・デップが中尉と運び屋の二役との事。気付かなかった。

ペルー日本大使公邸人質事件の真実
(ぼやきくっくりさんより)
日本大使館がゲリラに襲撃され、大使館員らを人質に何ヶ月も占拠されてた事件。現地ペルー政府が武力突入して何故か日本人人質に死者が出なかった顛末が不思議だと思っていたが、その時の一証言。
「平和解決」を望む日本も「人質犠牲やむなし」で突入するペルーもそれほど的外れとは思えないし、非難する気にはなれない*1。フジモリ大統領は強権的だが、国内の治安を良くし、貧民層に人気のある大統領だと当時認識していたっけ。(任期の末期はよく知らない)
日本大使館の人*2が書いた事件手記も読んだ。うっすら記憶に残ってるのは、ゲリラの武装占拠が長く続き、ゲリラ少年たちと日本人の間でだんだん馴れ合って、ペルーの貧困に対し議論をしたというくだり。
ゲリラ少年は「外国がペルーから搾取しているので、自国主義を採るべき」と主張し、日本人は「例えば自動車をペルーで製造すれば、輸入した時より割高になる。つまり多くのペルー人が車に乗れなくなる。それぞれの国がそれぞれの得意分野で貿易をすれば世界は より豊かになる」と反論し、ゲリラ少年は すっかり納得したとのこと。
日本人の主張はいかにも平和日本な主張だと読んだ当時思った。ゲリラ少年も一方的に言い負かされる事もないのに、と。 両者の主張は、調整を採りつつ中庸を選ぶべきものかと。

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*1:非難をするなら、対案を出すべき。ただ事件当時思ってたのは、ゲリラ勢力を非武装にして合法化・政党化する交渉はできないかとは夢想していた。事件実行者は収監で。…まあ難しいか

*2:多分青木大使